蔵元さまの個性に合わせて甲付(こうつき)赤みなど贅沢なほどの材をご用意致しましたトップページへ吉野百年杉吉野樽・桶造り吉野ウッドプロダクトお問い合わせ

 吉野ウッドプロダクト

歴史

吉野は、緑濃い山々が連なる紀伊半島の真っただ中。北に古都奈良、南には日本一の雨の多い大台ケ原を控え、滔々と流れる吉野川の清流と山並みが美しいこの地は、いにしえより都に暮らす人たちの憧れの場所でした。

吉野山から大峰山を経て急峻な山々は、千三百年以上も昔からの修験道の聖地。人間の力を超える何かが潜む神秘的な場所として、一目置かれていたことが、古事記・日本書紀・万葉集などに現れ数々の史跡などからも伺えます。

地勢

吉野一帯は昔から知られる高級木材や、手漉き和紙づくりなど、自然の素材を何百年もの間、大切に育んできました。
「人は自然を尊び、自然と対立することなくパートナーとして共生していくことが大事。自然というかけがえのない資源を守り育て、さらに次代の子らにつなげるために」
吉野では、いま世界が地球環境のために求めるそんな課題を、すでに長い営みのなかで当たり前のように実践してきました。

暮らし

又このような暮らしは、吉野のみならず日本人の知恵として、長い時間をかけて育てた木は、同じだけ使えるよう、無駄なく使う工夫もしてきました。
しかし、明治以降西洋科学を金科玉条のように尊び、効率第一主義の道を選んでしまいました。その結果均一にならない木材などの個性を持つ素材は、効率を高めるために、障害物として排除の論理が働いてきました。その結果我々の日常に「木のある暮らし」は見られなくなりました。

物語る

吉野ウッドプロダクトは、そんな中で少しでも日常に「木のある暮らしの風景」を取り戻して戴きたいと考えています。300年前に灘のお酒を江戸に運ぶ樽材や、仕込み用の桶として発達した吉野杉。時代の流れで効率を求め、琺瑯やステン・FRPに取って変わられた木桶が、今再び地域の味や文化・個性を付加できるツールとして見直されています。又化学的にも木は熱伝導率が小さく、保温性・耐水性・耐酸性・耐アルカリ性・耐久性に優れ、比重が軽くメンテナンスも容易で、ビルなどでおいしい水を供給する水甕としても見直されています。

今まで時代遅れな素材として敬遠されていた木が、今の暮らしにあう機能やデザインで、再び日常で使っていただけるモノを吉野から作っていきたい。そんな思いで活動を続けています。

 

吉野エコモホームページ

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