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庭木の剪定伐採|切った枝の処分とリサイクルを解説!

剪定伐採枝の処分
midori
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枝の処分って意外と困るよね。どうしたらいいんだろう?
itsuki
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小さい枝はともかく大きく太い枝の廃棄には工夫が必要ですね!

庭木の手入れは、美しい景観を保つだけでなく、植物の健康を維持する上でも欠かせませんが、剪定や伐採後に出る大量の枝の処分に困ってしまう方も少なくなく、適切に処分しないと、害虫の発生原因になったり、法律に触れてしまう可能性もあります。

この記事では、庭木の手入れで出た枝を安全かつ適切に処分し、環境に優しいリサイクルにつなげる方法を詳しく解説し、自治体のルールに基づいた処分方法から、自宅でできるリサイクル方法、専門業者への依頼まで、あなたの状況に合わせた最適な解決策を見つけるお手伝いをします。

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剪定枝・伐採枝の処分方法

庭木の剪定・伐採後に出る枝には、生きた枝や枯れた枝、細い枝や太い枝など、さまざまな種類があり、種類によって適切な処分方法やリサイクル方法が異なります。

例えば、細くて弱い枝はウッドチップにするのに適していますが、太くて丈夫な枝は薪として利用できる可能性があります 。

一般ごみとして処分(可燃ごみ・粗大ごみ・資源ごみ)

庭木の剪定や伐採で出た枝を処分する最も一般的な方法は、自治体のルールに従ってゴミとして出すことですが、自治体によってルールが異なるため、事前に確認が必要です。

多くの自治体では、剪定枝を可燃ごみとして処分できますが、枝の太さや長さ、そして一度に出せる量に制限が設けられていることが一般的であり、その一部をご紹介します。

  • 奈良市:太さ5cm以下、長さ30cm以下に切った剪定枝
  • 平塚市:太さ30cm以下長さ80cm以下の束にして1回の収集につき3束まで
  • 厚木市:長さ50cm程度、太さ直径12cmまでの枝を麻ひもなどで束ねる

これらの制限を超える枝や大量の枝を処分する場合は、粗大ごみとして事前に自治体の粗大ごみ受付センターに申し込み、処理券を購入して貼り付けるなどの手続きが必要になります。

一部の自治体では、剪定枝を資源ごみとして回収している場合もあり、千葉市では月に2回の収集日に資源ごみとして剪定枝を回収しています 。

造園業者やシルバー人材センターなどに剪定を依頼した場合、その際に発生した剪定枝は産業廃棄物または事業系一般廃棄物として扱われ、家庭ごみとして処分することはできないので、業者に枝の処分も合わせて依頼しましょう。

自治体のゴミ処理施設へ持ち込む

大量の剪定枝が出てしまった場合、自治体のゴミ処理施設に直接持ち込むこともできますが、事前に予約が必要な場合、持ち込める枝のサイズに制限がある場合、処分費用がかかる場合があります。

多くの自治体では、剪定枝を持ち込む際に、指定された長さにカットし、土や砂などの不純物を取り除くことが求められます 。

剪定枝専用の戸別収集サービスの利用

一部の自治体では、剪定枝のリサイクルを促進するために、専用の戸別収集サービスを提供している場合があり、事前に申し込むと自宅の前まで剪定枝を回収に来てくれます。

多くの場合、無料で利用できますが、枝の太さや長さに制限があったり、束ね方などのルールが定められていることがあり、例えば南足柄市では、太さ10cm以下、長さ1m以下の剪定枝を麻などの植物系の紐で束ねることで、事前の電話申込みにより戸別収集してもらえます。

midori
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自分で処分するなら一度自治体に問い合わせればいいんだね!剪定・伐採後の枝でも状態やサイズによって処分方法が変わってくるならプロに任せたほうが楽?
itsuki
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剪定・伐採業者の中には枝の処分も込みで行ってくれるところもありますよ!
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業者に枝処分を依頼する際の注意点

大量の枝の処分や自分で行うのが難しい伐採作業などが必要な場合は、専門業者(不用品回収業者、剪定業者、造園業者)に依頼するのも良いでしょう。

不用品回収業者 庭の不用品全般をまとめて回収してくれるので急いで処分したい場合や分別が面倒な場合に便利ですが、費用が比較的高くなります
剪定業者 専門的な知識を持っているため、庭木の健康状態なども考慮して、適切な剪定と処分を行ってくれます
造園業者 庭全体のデザインや管理を行っている業者は、伐採や大規模な剪定、そしてそれに伴う枝の処分にも対応してくれます

費用相場と見積もりのポイント

枝の量や種類、作業時間、運搬距離などによって処分費用は異なるので、処分したい枝の量や状態をできるだけ具体的に伝え、複数の業者から見積もりを取り、以下の注意点を踏まえて確認しましょう。

  • 実績や評判・口コミ
  • 見積もりの明朗さ
  • 追加料金の有無
  • 契約内容

剪定枝のリサイクルについて

剪定や伐採で出た枝は貴重な資源としてリサイクルもできます。

家庭でできるリサイクル方法

家庭の庭で出た剪定枝は、工夫次第で様々な方法でリサイクルできます。

堆肥化 果実を除いて細かく切った枝や葉を、米ぬかや油かすなどの有機肥料と一緒に土に埋めることで、堆肥として再利用できます
ウッドチップ化 家庭用のガーデンシュレッダーなどを使って剪定枝を粉砕し、ウッドチップにして庭の雑草防止や庭の通路の装飾などに活用できます
薪としての利用 燃料として活用することで灯油代などの節約にもつながりますが、剪定したての枝は水分を多く含むため、十分に乾燥させる必要があります
枝炭作り 剪定枝を蒸し焼きにすることで枝炭を作り、玄関やトイレなどの消臭用に置いたり、土壌改良材として利用したりできます

地域のリサイクル施設や取り組み

自治体によっては、剪定枝を回収してリサイクルする取り組みを行っている場合があり、大量の剪定枝を効率的にリサイクルできるので、お住まいの自治体の環境関連部署に問い合わせてみることをお勧めします。

  • 東京都町田市:市内で回収された剪定枝を土壌改良材としてリサイクル
  • 北九州市:地域団体が剪定枝を回収しリサイクルする経費を市が負担

リサイクルに適した枝とそうでない枝

伐採枝

病害虫に侵されていない健康な枝や、薬剤などが付着していない自然な状態の枝がリサイクルに適しており、防腐剤や塗料が付いた木材、竹やシュロなどは、リサイクルに適さない場合があります。

剪定枝の再利用アイデア

処分に困る剪定枝ですが、アイデア次第で様々な用途に再利用できます。

DIY素材として利用

細い枝は、リース作りや工作の材料など、DIYの素材として活用でき、アイデア次第で、おしゃれなインテリアや雑貨を作ることができます。

庭の装飾として活用

個性的な形の枝は、そのまま庭に飾るだけでもオブジェのような存在感があり、他の植物と組み合わせたり、ライトを巻き付けたりしても良いですし、つる性植物の支柱にも使えます。

まとめ

庭木の剪定・伐採で出た枝の処分についてゴミとしての処分方法以外にリサイクルや再利用方法についてもご紹介しました。

剪定・伐採枝の処分方法まとめ
  • 基本的には自治体のルールに従って処分するが、事前に相談が必要です
  • 様々なリサイクル方法があるので上手に活用しよう
  • 大量の枝を処分する必要がある時は専門業者に相談を

この記事が、あなたの庭を美しく保つための一助となれば幸いです。